【物件調査/引継げなかった理由(所有者失敗編)】
空き家の所有者さんがご近所さんへの報告を失敗した事例です。土地建物を引継ぐことがほぼ決まっていました。土地建物を売却することを近所の方々に事前に相談してしまったところ、近所の方々に反対されました。近所の方々は反対する代わりに古民家を引き取ってくれるわけではありません。やむを得ない心情ではありますが、都市部から来る知らない人を警戒することがあります。これは時々起こるパターンです。建物の傷みは大きかったものの駐車場が広大で、コツコツと廃屋を直して遊び場にする人がいたと思います。立地も都市部から1時間以内で行ける人気のエリアでした。力及ばず古民家は朽ちていく方向となってしまいました。「近所の反対を押し切れない。今後私が一番困るのはよくわかってるのですが・・・」とうなだれる所有者さん。近隣との関係性が希薄な場合など、場合によっては、先に取引を決断してから近隣に報告する方がスッキリできるようにも思います。